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見どころ

歴史上の人物で、兄弟で覇権を争い、それが当時大きな影響を及ぼした事例を取り上げます。当初は仲の良かった兄弟（姉妹）がどのようなきっかけで道を違え、やがて対立していくのか、時代背景や周辺の人間関係を掘り下げ、戦わなければならなかった兄弟の運命とその結果を紐解きます。

＜講師より＞
今回は平安時代の中頃から末期までの貴族、天皇、武士の対立と取り上げます。典型的な貴族の権力争いとなった藤原兼通と藤原兼家。この二人の争いの結果が、次世代の黄金期の道長の時代へとつながります。また院政時代といえば保元の乱を起こした崇徳天皇と後白河天皇の反目は、武力衝突を呼び、武士の力が大きくクローズアップされました。最後の源頼朝と源義経の兄弟間の対立は新たなる武士の時代の幕開けとなったのです。

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