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9月14日(土)はらくたび京町家でしっとりお月見。
少しずつ涼しくなり、お月さまの美しい季節がやってきました。
今年の中秋の名月は9月13日(金)でしたが、
らくたび京町家ではその翌日14日(土)に「観月ゆるり茶会」を開催しました。
谷口による観月&季節の講座をお楽しみいただいたあとは、月にまつわるお酒と点心で月が顔を覗かせてくれるのを待ちます。
今回ご用意したお酒は、加越酒造さんの加賀ノ月「月光」。
らくたびの酒飲み担当・私、田中麗も大好きな純米大吟醸のお酒で、華やかで神秘的な香りが特徴です。
ちなみに、おもしろいのはこの加賀ノ月、純米吟醸なら「満月」、山廃純米吟醸「琥珀月」…と、
すべて月にちなんだネーミングなのです。好きな月のイメージからお酒を選んでみる、というのもよいですね。
……話がそれましたが、この日の点心は、仕出しの企画でもお世話になっている精進料理の矢尾治さんに特別にあつらえていただきました。
お肉やお魚を使っていないのに大満足。とっても美味でございました。
点心をいただいた後は、早速お月見を…と思ったのですが、まだまだ月が顔を覗かせてはくれず、先にお茶会を楽しむことに。
この日のお茶会は、せっかく夜のお茶会だからということで、
お茶室に和蝋燭を立てて、しっとりと行ないました。
お点前もこの日はお月見特別バージョン。茶箱を使った「月」のお点前をお楽しみいただきました。
お菓子は愛らしい鶴屋吉信さんの「月兎」です。
まんまるで本当に「月兎」というお名前がぴったり。
お茶会が終わるころ、ようやくお月さまが顔を出してくれました。
らくたび京町家のお月見専用のお部屋「月見の間」からもキレイにお月さまが見られましたよ。
お月さまが美しい表情をみせてくれたところで、今回のお茶会は終了。
夜遅くまでご参加いただいた皆さま、本当にありがとうございました。
そうそう。帰りがけに玄関にでたら、
まるで月明かりに照らされたかのような紅葉の暖簾が皆さまをお見送りしているようでした。
来月のお茶会は、10月19日(土)開催。
新天皇の即位式と大嘗祭を祝って行なう、令和元年ならではのお茶会「新天皇奉祝ゆるり茶会」です。
ぜひ遊びにきてみてくださいね。
らくたび 田中麗