京町家・お香だより
らくたび京町家・お香だより―6月の香り
らくたび京町家では、毎月その月のイメージにあったお香を焚いて、日々お客様をおもてなししています。 らくたび京町家で焚いている「今月のお香」を月替わりでご紹介いたします。
6月の香りJUNE
水の月、水無月(みなづき)。
梅雨が明けるころ。
田んぼにたくさんの水を引き入れることから、水の月つまり「水無月」と呼ばれるようになったと言います。
旧暦では梅雨明けの季節ではありますが、新暦では今まさに梅雨入りをするところ。
瑞々しい青葉は青々と生い茂り、雨露でおめかしをした紫陽花や菖蒲は一層つややかに。
そんな水無月―6月のお香は、香老舗 薫玉堂さんの「三室戸の蓮」。
少し湿度を感じる初夏の朝、緑に包まれるさわやかな光の中で、どこからともなくほんのりと漂う甘い香り。
その青さと甘さが入り混じった穏やかな香りは、長雨の蒸し暑さすら愛おしく思わせてくれるような不思議な心地よさがあります。
らくたび京町家にお越しの際は、ぜひ「青葉の香り」に包まれてみてください。
6月の京町家イベントEVENT
6月のお香「青葉の香り」を楽しんでいただける、6月開催の「らくたび京町家イベント」は下記の通りです。