京町家・お香だより

らくたび京町家・お香だより―7月の香り

らくたび京町家では、毎月その月のイメージにあったお香を焚いて、日々お客様をおもてなししています。 らくたび京町家で焚いている「今月のお香」を月替わりでご紹介いたします。

7月の香りJULY

文月。
七夕の季節であることから短冊に歌や文字を書いて書道の上達を願ったという説や、
稲穂が膨らむ月であることから「穂含み月(ほふみつき)」が転じたという説もある文月ですが、この時期の京都はまさに「祇園祭」一色。

今からおよそ1150年も昔。
疫病退散を祈願する、八坂神社の祭礼が行われました。それが祇園祭のはじまり。
以来、再三にわたり中断を余儀なくされながらも、都度、京の町衆の手によって復興されてきました。

そんな文月―7月のお香は、香老舗 薫玉堂さんの「祇園の舞妓」。
祭りの夜、お囃子の音色を聞きながら歩いていると、どこからともなくふと漂ってくる甘い香り。
近くを舞妓さんが通り過ぎたのでしょうか。
それとも夏の夜の独特な香りが、幼き日に母にはたいてもらった天花粉の思い出を引き寄せただけでしょうか。
7月のお香は、そんなどこか懐かしい、夏の日の記憶をふわっと思い起こさせてくれる香りです。

らくたび京町家にお越しの際は、ぜひ「夏の宵の香り」に包まれてみてください。

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